
山形の温泉といえば、蔵王温泉や銀山温泉、かみのやま温泉といった名前が思い浮かびます。 ただ、山形県の湯はそれだけではありません。県の公式な紹介では、県内の温泉地は130か所以上、 しかも35の市町村すべてに温泉が湧くとされています。県庁所在地の山形市にも、もちろん温泉があります。
なぜ、これほど湯が湧くのか
県の公式な紹介によると、山形県は火山が集中する位置にあり、火山活動によって複雑な地質が作られたことが、 県内全域に多様な温泉が生まれた背景だといわれています。日本で最も多い、成分の薄い単純温泉は少なく、 多くが火山性の温泉であることも特徴です。たとえば大蔵村の肘折温泉郷は、 丸ごとカルデラ地形の底にあります。
名前の知られた温泉地の外側にも、湯のある暮らしが広がっている。それが山形の温泉の面白さです。
温泉地だけでなく、共同浴場という湯
山形の湯には、旅館に泊まって楽しむ温泉のほかに、地元の人の日常に根ざした共同浴場があります。 たとえばあつみ温泉では、温泉街に共同浴場や足湯が点在しています。 鶴岡市の湯田川温泉では、地元の共同浴場が天然のかけ流しで楽しめるとされています。 肘折温泉には、温泉街の中心にあるシンボル的な共同浴場「上の湯」があります。
共同浴場を訪ねるときに
共同浴場は、料金の払い方(料金箱やコイン式など)、営業時間、シャンプー類の有無が施設ごとにまちまちです。 小銭とタオル、洗い場で使うものを自分で用意し、行く前に市町村や観光協会の案内で、 営業時間と料金を確認しておくと安心です。
地元の方の日常の湯でもあります。静かに、譲り合って利用するのが、旅行者にできるいちばんの心がけです。 山形を訪れる機会があれば、有名な温泉地とあわせて、近くの共同浴場を探してみてください。
参考:山形県公式サイト「温泉」